西欧諸国では(もちろん共産圏諸国でも)、出資するのは政府、つまり国民です。
政府は短期的な利益を考えなくてもよい。
実際、政府の存在理由は、国民の長期的利益を確保するためといっても過言ではないのです。
政府は、国立の研究所で行われる、組換えDNA技術を利用したインシュリン生産に投じた資金が、大衆の健康意識を高め、糖尿病を予防する啓蒙活動に投じた資金と等価であると主張できるのです。
この原則は、大部分の基礎研究にも適用されています。
だから、慈隆基金のような政府以外の資金源にも、減税あるいは免税による間接的な特典があるのです。
企業の研究開発費でさえも、課税控除の対象です。
企業といえども、長期的な未来に目を向けるべきです。